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実家リノベ 解体後は屋根改修工事から 屋根断熱と天井断熱

どうも『はたらく×くらす』を木と鉄で育む建築屋 丸善工業3代目の長善規(@maruzen3rd)です。

現場は着々と進行中の実家リノベ。

謄本をよく読んでみると「明治○年?」の文字が。。。

増改築を繰り返してきた歴史が至る所に垣間見られます。

瓦屋根と土とスギカワをバラすとすけすけの野地板発見w

今回は1階の屋根には 屋根断熱 スタイロフォーム3種b A(密度25以上、熱伝導0.028以下、透湿係数145以下)厚み75mmを採用。屋根垂木を100mmとするの通気層を25mmとります。

屋根断熱の特徴は屋根そのものをぐるっと断熱層でおおってしまうことで内部に大空間を作ることが可能です。

今回は一階の縁側や客室に勾配天井を設けるために効率の良い断熱方法を選びました。

今回の断熱等級目標は等級4、もともと無断熱住宅に平成28年度仕様へとレベルアップさせる予定です。等級4の屋根断熱の熱抵抗値は4.0以上。

これが断熱等級6(熱抵抗値0.46)以上をとるとなるとスタイルエースだと75mm2層分が必要になります。

まだまだ改善の余地がありますね〜〜〜。

2階は天井断熱 グラスウール14k厚み310(λ値=0.038)を採用します。

 

実家のある栃木県栃木市は地域区分でいうと5地域。

冬はしっかり寒くて、夏は暑い地域です。

ここでどこまで断熱性能を高めればいいのか、日射遮蔽を考慮すべきかが設計士の腕の見せどころとなります。

 

断熱性能がよくても夏場に日射を取り入れすぎると内部熱が高まり冷房負荷が大きくなります。

逆に日射を遮りすぎると冬場の直熱日射が取り入れられなくなります。

これを日射コントロールといいます。

ひさしやハニカムスクリーン、カーテンなどで調整することも多いですね。

見晴らしがいいからといって南西に大きな窓を作るのは育みの家ではやりません。

次回は床断熱について書いてみます。

ではでは。

 

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この記事の著者

育みの家㈲丸善工業 3代目 長 善規

住宅診断(インスペクション)からの大規模リフォーム提案を得意とする。
2級建築士。その他数ある資格・知識・経験・実績から、デザイン・機能性、環境への配慮、資金面・ランニングコストも含めてトータルに対応。
家族と家づくりをこよなく愛する勉強家。

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