明治37年築の蔵を古民家風事務所に改修事例|栃木市
目次
古民家風のオシャレな事務所空間へ
明治37年築の蔵と繋がる和室空間。当時の大工の遊びココロを随所に感じられる建物を現代仕様に。
再建築不可物件の改修工事。明治から続く歴史を紡ぐため。そしてこれからの働く空間を快適にするために。設計施工を担当しました。
施工前
施工中
建物説明
外観
既存の石張りの外壁は至るところで剥がれ落ち劣化が目立っていました。ラス網を補強した上でモルタル左官仕上げに。ホワイトで塗装することでスッキリとした外観に落ち着きました。
内観
■事務所空間
天井の半分を開けて吹き抜け空間とすることで開放的な事務所空間となりました。
奥の和室は収納庫として活用。部屋いっぱいに収納庫を設けることで事務所や打ち合わせスペースにモノが溢れ出ないようにしました。
もう一つの和室は打合せスペースとして活用。丸窓の意匠が歴史を感じられる和風空間となり打合せ向きの落ち着いた環境となりました。
■休憩スペース
二階の物置スペースだった空間は職員の休憩スペースとして活用します。
チェッカーガラス入の建具で事務所とゆるやかに仕切ることができます。
明治37年築の印はそのままに。明治・大正・昭和・平成・令和と5つの時代を生きる建物としてこれからも存在していきます。
屋根から外壁・内部には断熱補強・耐震補強工事を施工しました。
特に縁側空間の施工は建物の狂いが大きくて大変でしたが下地から直すことで整えることができました。
お客様の声
職員さんから
「まるで新しい建物で働いている気分です。とくにエアコンの効きが全然違います。おしゃれにしてもらってちょっとワクワクしながら働けてます。本当にありがとうございました。」
物件概要
住所 | 栃木市 |
物件形態 | 事務所兼住居 |
構造 | 木造二階建て |
工事期間 | 8ヶ月 |
建築年 | 明治37年築 |
その他 | 石張りの蔵(事務所空間)・和風住宅・(室内)漆喰仕上げ・無垢材フローリング・CF(外部)モルタル左官仕上げ・金属製サイディング仕上げ |
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